届きますように
あやの
めーたん
えっちゃん
ナース
ギャル
けんの一番近くにいるのは
あたしじゃないんだって
話を聞くたび思い知った。
あやのに対して
「俺」って言うあなたが嫌いだった。
本気で女として大切にしてるみたいで、消したくなった。
消えて欲しいと願った。
保育の道を選ばなきゃよかったとさえ思ったよ。
あたしとあなたとの間に
「結婚」も「妊娠」も
まして「家庭」なんて望んじゃいけない。
なのに、現場ではこども達の笑顔と笑い声が溢れてて
やりきれないじゃない。
もっと早く出逢えたら・・・
いくら悔やんでも悔やみ切れない。
Ti Amo聴いて何度涙流したか分からない。
そして何度も言うけど、
あれはあなたが歌うべき曲じゃないから。
けんは
「何でも言って」
ってよく言ったけど
言えるわけないじゃん。
言っても何も変わらない現実に
ただ余計苦しくなるだけ。
受け止める器は持ってても
現実を変える力は持ち合わせてるわけがない。
どうしてあたしは
あなたと同じ姓を名乗れないんだろう。
当たり前だけど。