Sugar◆Christmas
「なんで泰智は、付き合って半年も経つのにそんなに冷たいんだろうね」
「俺に、優しくなって欲しい…とでも?」
「…できれば。」
「無理だね、一生」
「………」
私は、泰智の性格の冷たさと格闘しながら、学校へと向かって歩いていた。
朝はまだ寒く、マフラーや手袋なんかじゃ意味がない。
ダウンコートを着たいものの、校則のため着られない。
スカートが短いのかも。なんて考えても、長くしたらダサくなっちゃう。
そんな地味なのは、嫌だもんね。