Sugar◆Christmas
「俺がクリスマスに欲しいのは…こういう事」
「…あ。」
これでやっと分かった。
お互いを想い合っているけど…。
まだ1つになっていなかった私たち。
泰智が欲しかった“私”って言うのは、こういうことなんだ。
やっ…
何かよく考えると、すごいこと言われちゃってるよ、私。
あまりの恥ずかしさに、私の顔は赤くなった。
「やっと分かったの?ずいぶん遅かったね、子猫ちゃん♪」
「…っ…。」