Death File
朝方、まどろんでいた時、突然ピーンとある詩が閃いた。



ガソリンだ、ガソリンだ、ガソリンだ。

あたり一面火にまみれ

逃げる人間火にまみれ

しかし逃げる事ができない。

ガソリンだ、ガソリンだ、ガソリンだ。

ざまあみろだ!



この詩が閃いてからは、わたしは居ても立ってもいられない衝動にかられた。

一日でも早く実行に移したくてたまらない衝動だった。

しかし、朝も早く空はまだ紫色だったため、わたしは気持ちを落ち着かせるためにパソコンに向かい、黒こげの死体の動画を観て時間を潰した。
< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop