６０年後のラブレター

そう僕は２４歳と１１ヶ月だった。
話は戻るが、僕が会社に入って半年たった時の出来事である。いつも僕はコンビニでお昼のお弁当を買っていた。そう、その日もコンビニにお昼を買いに行ったんだ。僕はいつもと違和感をその日コンビニで感じていた。レジにいつも二人いたおばちゃんが今日は一人だということだ。それと、年は２０前後と思われる。女性がいた。身長は１５０から１５５センチぐらいで、顔が小顔で目がクリっとしている。髪の色は黒で長髪、きりっとした眉毛で柔らかそうな唇や体。そう、まさに僕好みであった。ただ、何かが頭の中で引っ掛かっていた。その時はまだ分からなかった。とりあえず、僕はいつも通りお弁当を買った。そう、ハンバーグ弁当を。そして近くの公園で食べて、会社に帰った。仕事も終わり会社を出ようとしたときに僕は閃いた。頭の中に光が広がった。そう、お昼に引っ掛かっていたことが分かったのである。
「似ているんだ」
思わず声が出てしまった。僕は回りを見回した。誰にも聞かれていない事を確認し、胸をなでおろした。僕は急いでマンションに帰った。普段なら歩いて帰るが今日に限ってはや足で帰った。走ろうとも思ったが疲れるし恥ずかしいからやめた。マンションに帰るなり僕は、押入れの小学校６年のアルバムを見た。