60年後のラブレター
「え、とあの」
彼女は言葉に詰まっていた。それはそうだろう、いきなり、告白されたのだから、それも見知らぬ人に。だが僕は彼女が黙っているのをいいことに。気持ちを言いまくった。
「あ、僕の名前は、佐藤 勇次です。コンビニで一目ぼれしました。あなたと付き合いたいんです」
俺は頭を下げて、手を指しのばした。
彼女の笑い声が聞こえた。
「・・・くす」
俺はゆっくり顔を上げて、彼女を見た。
「えーと、ははは」
僕も笑った。
「えと、ごめんなさい。佐藤さん?でしたっけ」
「はい、佐藤です。佐藤 勇次です」
「とりあえず、お茶でも飲みにいきますか」
「え、は、はい。ぜひ」
「私、あなたの事知らないし、返事は後でいいですか?」
「は、はい」
「あっ、私の名前は田中 百合子といいます」
「田中 百合子、良い名前ですね。あ、あのそれでは、そこの喫茶店でいいですか?田中さん」
「はい、佐藤さん」
二人は喫茶店へと行った。
僕の心はキャンバスに描かれる前の真っ白い状態であった。これからどのように塗っていくのか楽しみな展開である。赤く塗るのか、青く塗るのか、はたまた緑に塗るのか。
それは本人さえも分からない。喫茶店に入り僕らは飲み物を注文した。僕はアイスコーヒーの砂糖入り。なぜなら佐藤だからさ、だってそうだろ、佐藤なしって、なんか悲しいからね。だってそうだろ、佐藤ありの方が、皆に期待されていそうなイメージだからね。心の中で思っていた。さすがに彼女に対していきなりこれは寒いだろと思っていた。僕は常識人なので今のを口に出して言う勇気はなかった。
だがいつかは言ってやろうと思う。そして彼女が頼んだのは、オレンジジュースである。
かわいいなぁと僕は思っていた。注文はすぐに来た。ものの2,3分で。しかし、喫茶店から注文するまでまだ、これといった会話がない。というか、僕のキャンバスにはまだ筆が入っておらず、何から書いていいかが分からない状態であった。しかし沈黙に耐えきれなかったのかどうかは分からないが、彼女の方から話しかけてくれた。
彼女は言葉に詰まっていた。それはそうだろう、いきなり、告白されたのだから、それも見知らぬ人に。だが僕は彼女が黙っているのをいいことに。気持ちを言いまくった。
「あ、僕の名前は、佐藤 勇次です。コンビニで一目ぼれしました。あなたと付き合いたいんです」
俺は頭を下げて、手を指しのばした。
彼女の笑い声が聞こえた。
「・・・くす」
俺はゆっくり顔を上げて、彼女を見た。
「えーと、ははは」
僕も笑った。
「えと、ごめんなさい。佐藤さん?でしたっけ」
「はい、佐藤です。佐藤 勇次です」
「とりあえず、お茶でも飲みにいきますか」
「え、は、はい。ぜひ」
「私、あなたの事知らないし、返事は後でいいですか?」
「は、はい」
「あっ、私の名前は田中 百合子といいます」
「田中 百合子、良い名前ですね。あ、あのそれでは、そこの喫茶店でいいですか?田中さん」
「はい、佐藤さん」
二人は喫茶店へと行った。
僕の心はキャンバスに描かれる前の真っ白い状態であった。これからどのように塗っていくのか楽しみな展開である。赤く塗るのか、青く塗るのか、はたまた緑に塗るのか。
それは本人さえも分からない。喫茶店に入り僕らは飲み物を注文した。僕はアイスコーヒーの砂糖入り。なぜなら佐藤だからさ、だってそうだろ、佐藤なしって、なんか悲しいからね。だってそうだろ、佐藤ありの方が、皆に期待されていそうなイメージだからね。心の中で思っていた。さすがに彼女に対していきなりこれは寒いだろと思っていた。僕は常識人なので今のを口に出して言う勇気はなかった。
だがいつかは言ってやろうと思う。そして彼女が頼んだのは、オレンジジュースである。
かわいいなぁと僕は思っていた。注文はすぐに来た。ものの2,3分で。しかし、喫茶店から注文するまでまだ、これといった会話がない。というか、僕のキャンバスにはまだ筆が入っておらず、何から書いていいかが分からない状態であった。しかし沈黙に耐えきれなかったのかどうかは分からないが、彼女の方から話しかけてくれた。