彼女が愛した温もり


私が微笑み頷くと

コーキはカステラを食べ始めた


そう
私が待っていたのは『美味しい』の一言だけ


わずかな同居生活で
それに気づいたコーキに心の中で

すごいと誉めた


< 152 / 349 >

この作品をシェア

pagetop