彼女が愛した温もり


門を開け
『入りなさい』と無表情でママは言った


広い庭を歩く


『ねぇ、ママ
約束は覚えてる?』

『えぇ‥
一体、何を考えているの?』

『中で話すから』

そして会話の無いまま
家の中へと入った


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