彼がくれたもの
「今日はあんまし喋れなかったな、
ま、アツシさん達も後半のクラスだし、
学校でいくらでも会えるからなぁー」
「え!?学校でも会えるの!?」
やけにうれしそうなヒナ
「おう、明日学校でって言ってたろ?って
まさか、ヒナ、アツシさんに一目惚れ!?」
顔が赤くなるヒナ
「やっぱりそうなんだ!」
「ち、違うよ!」
「本当かぁ?」
ニヤニヤ笑いながらヒナの顔をみるリョウ
「アツシさんじゃないの!タ、タイチさんなの!」
「タイチさんかぁ・・・」
ためらいながら言うジュン
「え?何その言い方! タイチさん彼女いるの?」
「違うけど、最近彼女と別れたんだって!
向こうの浮気が原因で・・・だから、」
「タイチさんはまだその人のこと想ってるかも知れないってこと?」
「あ、あぁ・・・」
「大丈夫!私、こんなにビビッときたことないもん!
だから、頑張ってみる!」
「そう、頑張ってねヒナ!あたし、応援してるから!」
「ありがと!!」