彼がくれたもの
恋純愛
―心の内―
「ねぇねぇ!ユナは好きな人できたの?」
「あ、俺、聞いたぞ~」
ジュンの言葉に私は、過敏に反応した。
「え・・?な、何を聞いたの!?」
「あのライブのあと、カイさんにメル番聞かれたんだろ?」
「カイさんに聞いたの!?」
「おう!んで?なにがあった?」
「何もないよ!ただ、お互いに連絡先が分かっただけ!」
「そうか、でも気になるんじゃねぇの?
カイさん、カッコイイし~」
「気には、なってるけど・・・」
「そうなの!?ユナ頑張って!あたしも頑張るからさ!」
私は、なぜか分からなかったけど、
そのときの、ヒナの一言によって、私のカイへの気持ちは、
気になっている、から恋愛感情へと変わった・・・。