彼がくれたもの
 キーンコーンカーンコーン

「やった~授業おわっり~」

「ユナ!帰りに新しくできたケーキ屋さん行ってみない!?」

「あ、いいねぇ~行こ行こ!」


「あ!ねぇねぇユナ、あれってタイチさんと
 カイさんじゃない!?」

「え!?」

見ると、そこには本当に二人がいた。

「ほんとに一緒の学校だったんだ・・・。」

「行こ!ユナ、」

「う、うん。」

そして、二人のもとへ向かった。

「タイチさーん!」

ユナは、タイチさんにしか目がいってない・・・

「おぉ!学校で会うの初めてやなぁ・・・
 制服姿めちゃかわいいな。な!カイ!」

「お、おぉ!」


私とヒナは、顔を赤らめた。


「もう帰るんですか?」

「いや、ちょっとジュンに用があって」

「ジュンならもう帰っちゃいましたよ」

「はやっ!まぁいっか、んじゃさ、ヒナちゃんたち
 俺らと一緒に帰ろうよ、」

「はい!!」

ヒナは、即答した。
きっと、今日のケーキ屋さんは無しになるだろうなぁ。


私たちは、一緒に帰った。
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