彼がくれたもの

帰りの際、ヒナはタイチさんにべったり、
だから私は、カイと話をしていた。

「昨日はいきなりごめんな、」

「いえ!うれしかったです!」

「そう、よかった。ユナって家どこら辺なの?」

「夕の丘です。カイさんは?」

「俺は、夕の丘駅前の公団、
 結構近いな、」

「そうですね~。」

私とカイは、一般的な話をしながら歩いていた。
すると、

「なぁ!前の二人!ごめん、ユナ借りるわ!」

「え!?」

「わっかりましたー!」

「ユナ、行こ!」



私は、カイに手を引っ張られ、どこに行くのか
分からないまま、走った。
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