彼がくれたもの
―告白―
「もう真っ暗ですねぇ」
「よしっ、もういいぜ!外見てみろよ!」
私は、窓のほうに行って、外を見た。
「わぁ!すっごいキレイな夜景」
「違う!向こうにあるビル、見てみな」
私は、カイの指した方を見た。
そこには、ビルの明かりが
ハートマークになっていた。
「すごい!これって毎日やってるんですか?」
「いや、一ヶ月に一回!」
「へぇ~!ありがとうございます!
こんなキレイなもの見せてもらって、とても
うれしいです!」
「そっか、よかった^^」
私は、しばらくその光景に見とれていた。
すると、突然後ろからカイに
抱きつかれた。
「え・・・!?
ど、どうしたんですか?」
「あのさ、俺・・・
ユナの事、好きなんだけど。
付き合ってくれる?」