彼がくれたもの

―運命のとき―



 「あ、紹介しまーす!リョウは知ってるから
  紹介無しで・・・
  この二人は高校で同じクラスになった
  女友達で、こっちはユナ、んでこっちがヒナです。」

 
 すると、長髪の男が、
 

 「ユナちゃんとヒナちゃんかぁ
  二人ともかわいいね~、俺はアツシ
  んでこいつがタイチ、向こうで座ってるのが
  カイだ。俺らは高2で、同じ夕宝だ。」

 

 あの短髪の人がタイチ。
 

 いすに座ってる大人っぽい人がカイだった。



 
 それが、私がカイに初めて会った時。



 
 そしてこの日は、とても青くキレイな空だった・・・。

 
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