線路沿いのマスクマン
Prologue 初絡み
「キーン♪コーン♪カーン♪コーン♪」


終礼のチャイムが校舎内に響き渡る。



「はぁあ〜やっと終わったぜ、帰ろ帰ろ」



誰よりも早く僕は教室から飛び出した。



僕はこの学校に最近転校してきたばかりの小学2年生。



「コン」
「カラン、カラン、カラン」

「コン」
「カラン、カラン、カラン」




まだ友達がいない僕は石を蹴りながらいつも家まで帰っている。



すると背後から人の気配が…
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