G i f t ~ギフト~
「あ~~~~!!!先輩!!変わってな~い!」


私より少し若い感じの女の子が私の元へ駆けてきた。


その子に釣られて他の女の子もワーと私に群がってきてなんだか・・・変なハーレム状態??


意味が分からずビビリ気味な私だけど、取り合えず先に私を『先輩』って言った子の顔を覗き込んだ。


『あ?見た事ある様な顔だな。おめぇ?』


「ぷ。分かりませんかぁ?先輩!!」


メンチきってる私にビクともせずに笑顔を向けるこの子・・・。


頭のてっぺんがらつま先まで見渡す。


どっかで・・・会った事ある様な?


「先輩?眉間にシワ寄り過ぎですよ?昔からそうですよね。先輩は!!」


『ったく・・・誰だって??名を名乗れ!!』


「ぷぷっ」って笑いながらその子は私に自分の名前を言った。


「先輩!明日香ですよ!明日香。覚えてますかぁ??」


あ・・・明日香?


明日香??明日香ぁぁぁぁぁ???


『はへ?マジで・・・??何??ドッキリ?これドッキリ??』


結構テンパってた私(笑)


「胡蝶蘭2代目総長。昔はお世話になりました!望月明日香です。ちなみにネームは白兎です!!えへ」


『ぎゃぁぁ~~明日香!!マジマジ!久し振りってか解散以来ぶり!!』


嬉しくて嬉しくて明日香をぎゅ~と抱き締めた私。


「くるじい・・・はぅ」


『あ。ごめんね』


そこに居たのは紛れもなく明日香。


そして胡蝶蘭の仲間・・・。
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