G i f t ～ギフト～

多分『Black・angel』の連中だろうと単細胞の私なりに考えた。


『何、見てんだ？あ”？？』


「ぶっ！！！」


あ”？？ぶっ？？笑ったか？笑われたのか？


「啖呵切ってんなよ！！喧嘩売ってねーし」


冷静にビールを飲んでるアナタは誰ですか？


ちょっぴり薄暗いタケルの店。


ちょこっと顔を近づけてソイツの顔をマジマジと見てやった。


『見た事あんなぁ･･･誰だっけ？』


「あ？？誰って･･･お世話になった先輩に言う言葉か？それ？」


お世話になった先輩？


今度はコイツが先輩なのか？


んーーーー


んーーーーーー


ん？


『もしかして？ムサシですか？』


「思い出した？吹雪ちゃん」


きゃぁぁぁぁぁ～～～


ムサシだよ！！あのムサシ！！


『随分変わったなぁ？前よりイケメンになったかぁ？』


「あら。嬉しいね。なんなら」


ぐっ


衣装のネクタイを掴まれムサシと顔スレスレまで身を縮こまされた私。


何コレ？


「今からでも俺の女になる？」


耳元で訳の分からない事を囁かれたあちき（私）