G i f t ~ギフト~
挽きたての香り
「どうしたの?冷めるよ?」
『え・・・。あ。そうだね。冷めちゃうね・・・』
コーヒー。飲みたかったけど・・・。今の私には苦すぎて飲めないと思い紅茶の『アールグレイ』を頼んだ。
彼はここの店の自慢の『ブレンドコーヒー』
挽きたてのコーヒーの香りが鼻を擽った。
私の紅茶の匂いは彼のコーヒーの匂いに占拠されてしまって鼻がおかしい・・・。
「あのさ。さっきの人・・・お前知ってるの?」
(知ってるよ。知り合いでもなければ、顔馴染みでもない。友達でもない・・・)
『さぁ~?知らない』
一生懸命とぼけた。
「何、話してたの?」
(チッ。質問攻めか・・・めんどくさいなぁ)
『彼氏。かっこいいね!って言われた』
(これで満足でしょう・・・)
冷めきった紅茶を口に含んで彼を見る。
カタンッ
テーブルにカップを置きマジマジと私を見る彼。
「不安な顔してる。疑ってる?さっきの人と何かあったんじゃないかって・・・」
『全然。春人を信じてるから・・・疑う余地無いでしょ?』
わざと挑発して笑顔で返した。
『え・・・。あ。そうだね。冷めちゃうね・・・』
コーヒー。飲みたかったけど・・・。今の私には苦すぎて飲めないと思い紅茶の『アールグレイ』を頼んだ。
彼はここの店の自慢の『ブレンドコーヒー』
挽きたてのコーヒーの香りが鼻を擽った。
私の紅茶の匂いは彼のコーヒーの匂いに占拠されてしまって鼻がおかしい・・・。
「あのさ。さっきの人・・・お前知ってるの?」
(知ってるよ。知り合いでもなければ、顔馴染みでもない。友達でもない・・・)
『さぁ~?知らない』
一生懸命とぼけた。
「何、話してたの?」
(チッ。質問攻めか・・・めんどくさいなぁ)
『彼氏。かっこいいね!って言われた』
(これで満足でしょう・・・)
冷めきった紅茶を口に含んで彼を見る。
カタンッ
テーブルにカップを置きマジマジと私を見る彼。
「不安な顔してる。疑ってる?さっきの人と何かあったんじゃないかって・・・」
『全然。春人を信じてるから・・・疑う余地無いでしょ?』
わざと挑発して笑顔で返した。