G i f t ~ギフト~
『兄貴』は4年前に事故で他界。
歳は私の4つ上の『兄貴』
『兄貴』は彼の幼馴染。彼との縁で10代の頃から慕ってた。
辛い時も苦しい時も優しく励ましてもらってた。
私は『兄貴』の通夜にも告別式にも顔を出してない。
知らせは聞いた。けど・・・逝ったなんて信じられなくて現実から逃げた。
『うちさ~煙草やめたんだよ。でもなぁ。今だけ・・・樹と居る時だけ吸ってもいいだろ?』
『兄貴』に同意を求めながらも自分の煙草に火を点けた。
『樹・・・オメーのせいでまた一波乱ありそうだぜ。責任取れよ・・・さっさと先に逝っちまってさ・・・』
【結城 吹雪】と私の立場を知ってる『兄貴』
すべての始まりは『兄貴』のせい。
自分が抱きたい女の為に彼を利用した『兄貴』
でも・・・それは責められない。誘惑に負けたのは彼なのだから・・・。
私は今まで『兄貴』に話してなかった事を一杯話した。
途中堪えきれず涙しながら。
本当は会って話がしたい。『大丈夫だよ』って声を掛けてもらいたい。
叶わない願いを願いながら・・・。
『樹・・・何か言ってくれよ・・・自分の命も不安だし。これからの春人とも不安だよ!大丈夫だよって・・・弱みを見せるなって・・・怒ってくれよ・・・』
歳は私の4つ上の『兄貴』
『兄貴』は彼の幼馴染。彼との縁で10代の頃から慕ってた。
辛い時も苦しい時も優しく励ましてもらってた。
私は『兄貴』の通夜にも告別式にも顔を出してない。
知らせは聞いた。けど・・・逝ったなんて信じられなくて現実から逃げた。
『うちさ~煙草やめたんだよ。でもなぁ。今だけ・・・樹と居る時だけ吸ってもいいだろ?』
『兄貴』に同意を求めながらも自分の煙草に火を点けた。
『樹・・・オメーのせいでまた一波乱ありそうだぜ。責任取れよ・・・さっさと先に逝っちまってさ・・・』
【結城 吹雪】と私の立場を知ってる『兄貴』
すべての始まりは『兄貴』のせい。
自分が抱きたい女の為に彼を利用した『兄貴』
でも・・・それは責められない。誘惑に負けたのは彼なのだから・・・。
私は今まで『兄貴』に話してなかった事を一杯話した。
途中堪えきれず涙しながら。
本当は会って話がしたい。『大丈夫だよ』って声を掛けてもらいたい。
叶わない願いを願いながら・・・。
『樹・・・何か言ってくれよ・・・自分の命も不安だし。これからの春人とも不安だよ!大丈夫だよって・・・弱みを見せるなって・・・怒ってくれよ・・・』