G i f t ~ギフト~
私の携帯
彼は私を追いかけて来てくれなかった。
今まで何度も喧嘩して部屋を出て行った事あったけど、必ず彼は私を追って来てくれてキツク抱き締めてくれた。
その度彼の胸で泣いて、彼は私に熱く長いキスしてくれた。
でも・・・今の私は1人だ。
泣きたいのに泣ける胸がない。
私の涙を拭ってくれる彼が居ない・・・。
折角『3度目の正直』にしようって言ったのに。
いとも簡単に『正直』は『疑い』に変わる。
そして・・・私の元にも【不幸のメール】が受信される。
私は、彼・友達・親・仕事で着信をすべて変えている。
その他の着信やメールは無機質な電話のベル。
知らない電話番号からの着信はなるべく出ない。
世の中オカシナ人が沢山いますので。
私は彼の部屋を出て海に来た。
彼と2度目が始まった海に。
潮風と波音が響く薄っすら暗い海に自販機が光って辺りを照らしていた。
『やっぱ。ミルクティーでしょ』と1人で呟きながら自販機でホットのミルクティーを買う。
高台の石の塀に登り缶のタブを開け腰を下ろして海を眺める。
『はぁ~~~』と溜め息ばかり私の口からこぼれ携帯を確認してみる。
『ん???』
携帯のディスプレイにはメールマークにメール1と記されていた。
『ん--。春人かぁ?』なんて思って、受信BOXを開く。
!!!!!!!!!!!!!!
今まで何度も喧嘩して部屋を出て行った事あったけど、必ず彼は私を追って来てくれてキツク抱き締めてくれた。
その度彼の胸で泣いて、彼は私に熱く長いキスしてくれた。
でも・・・今の私は1人だ。
泣きたいのに泣ける胸がない。
私の涙を拭ってくれる彼が居ない・・・。
折角『3度目の正直』にしようって言ったのに。
いとも簡単に『正直』は『疑い』に変わる。
そして・・・私の元にも【不幸のメール】が受信される。
私は、彼・友達・親・仕事で着信をすべて変えている。
その他の着信やメールは無機質な電話のベル。
知らない電話番号からの着信はなるべく出ない。
世の中オカシナ人が沢山いますので。
私は彼の部屋を出て海に来た。
彼と2度目が始まった海に。
潮風と波音が響く薄っすら暗い海に自販機が光って辺りを照らしていた。
『やっぱ。ミルクティーでしょ』と1人で呟きながら自販機でホットのミルクティーを買う。
高台の石の塀に登り缶のタブを開け腰を下ろして海を眺める。
『はぁ~~~』と溜め息ばかり私の口からこぼれ携帯を確認してみる。
『ん???』
携帯のディスプレイにはメールマークにメール1と記されていた。
『ん--。春人かぁ?』なんて思って、受信BOXを開く。
!!!!!!!!!!!!!!