G i f t ~ギフト~
「左指は寂しいまんまだな。もう少し待ってよ」
彼は照れたのかテーブルの上の缶ビールを手に取り一気に飲み干した。
(もう少し?プロポーズされちゃうのかなぁ・・・)なんて心でドキドキして。
「ど~れ。風呂入ろ~」と腰を上げる彼の上着の裾を咄嗟に掴んだ私。
「ん?どうした」彼は不思議そうに私を見る。
『これから、一緒に居る時は2人でお風呂入ろうか?』
彼と一緒の時間が欲しかった。
彼女の存在が怖くて、彼がお風呂に入ってる時間も勿体なくて・・・。
ただ単に傍を離れたくないだけ。
「え?・・・あははっ」不思議そうにしながらいきなり笑った彼。
(笑う事言ったかぁ?)
自分が言った事が急に恥ずかしくて俯いて彼の上着の裾を放した私。
彼が私の前にしゃがみ込んで「お前さぁ~。昔もそんな事言って風呂に誘った事あったよなぁ」
『え??そうだっけ?』
「初めてのクリスマスに俺んちで一緒に風呂入った。そんでさぁ~~」
『い。言わなくていいよ!!覚えてるから!』彼が話すのを恥ずかしさで塞いだ私。
いくら若かったとはいえ・・・随分大胆な事をした17歳の私。
思い出しただけで恥ずかしいよ・・・。
彼は照れたのかテーブルの上の缶ビールを手に取り一気に飲み干した。
(もう少し?プロポーズされちゃうのかなぁ・・・)なんて心でドキドキして。
「ど~れ。風呂入ろ~」と腰を上げる彼の上着の裾を咄嗟に掴んだ私。
「ん?どうした」彼は不思議そうに私を見る。
『これから、一緒に居る時は2人でお風呂入ろうか?』
彼と一緒の時間が欲しかった。
彼女の存在が怖くて、彼がお風呂に入ってる時間も勿体なくて・・・。
ただ単に傍を離れたくないだけ。
「え?・・・あははっ」不思議そうにしながらいきなり笑った彼。
(笑う事言ったかぁ?)
自分が言った事が急に恥ずかしくて俯いて彼の上着の裾を放した私。
彼が私の前にしゃがみ込んで「お前さぁ~。昔もそんな事言って風呂に誘った事あったよなぁ」
『え??そうだっけ?』
「初めてのクリスマスに俺んちで一緒に風呂入った。そんでさぁ~~」
『い。言わなくていいよ!!覚えてるから!』彼が話すのを恥ずかしさで塞いだ私。
いくら若かったとはいえ・・・随分大胆な事をした17歳の私。
思い出しただけで恥ずかしいよ・・・。