G i f t ~ギフト~
一歩一歩。ゆっくり・・・足音を立てないように・・・。
少し進んだ所で奥から彼の怒鳴り声が聞こえて、ビックリした私はデスクのカドに足をぶつけた。
(いたぁ~~~い。)
幸い音は響いて無い様で気づかれなかった。
「いい加減にしてくれよ」と彼の怒鳴り声。
(ほぉ・・・口論ですかぁ?)
意外と冷静にしてる私(笑)
応接室の中に居る様で扉の中から声が漏れて来てた。
私は応接室の扉の前まで来て背中を扉に付け座り込んで彼の話をコッソリ聞いてみる。
「私じゃ不満なの?」結城吹雪でしょうか?女の人の声です。
「マジでやめてくれる?」彼ですね。
そんなやり取りの繰り返し。
「抱いてくれたら・・・もう諦めるよ。最後に私を抱いてよ」
(げ!!!マジっすかぁ・・・)
「ごめん・・・無理。俺・・・もうアイツを裏切れないから」
彼の言葉が凄く嬉しかった。
私は彼を信じてそっと事務所から外へ出た。
彼の車に寄りかかって落ち着こうと此間買った自分の煙草に火を点けた。
久し振りに吸い込んだ煙に落ち着き、彼が来るのを待ち続けた。
『くしゅん!ぅぅ~。さむっ』
しばらくしたら事務所の扉を勢い良く開けて飛び出して走る結城吹雪の姿。
私に目もくれず走り去る。
(終わったんかぁ?)
あんだけ焦ってたのに今の私はかなり余裕を持っていた。
少し進んだ所で奥から彼の怒鳴り声が聞こえて、ビックリした私はデスクのカドに足をぶつけた。
(いたぁ~~~い。)
幸い音は響いて無い様で気づかれなかった。
「いい加減にしてくれよ」と彼の怒鳴り声。
(ほぉ・・・口論ですかぁ?)
意外と冷静にしてる私(笑)
応接室の中に居る様で扉の中から声が漏れて来てた。
私は応接室の扉の前まで来て背中を扉に付け座り込んで彼の話をコッソリ聞いてみる。
「私じゃ不満なの?」結城吹雪でしょうか?女の人の声です。
「マジでやめてくれる?」彼ですね。
そんなやり取りの繰り返し。
「抱いてくれたら・・・もう諦めるよ。最後に私を抱いてよ」
(げ!!!マジっすかぁ・・・)
「ごめん・・・無理。俺・・・もうアイツを裏切れないから」
彼の言葉が凄く嬉しかった。
私は彼を信じてそっと事務所から外へ出た。
彼の車に寄りかかって落ち着こうと此間買った自分の煙草に火を点けた。
久し振りに吸い込んだ煙に落ち着き、彼が来るのを待ち続けた。
『くしゅん!ぅぅ~。さむっ』
しばらくしたら事務所の扉を勢い良く開けて飛び出して走る結城吹雪の姿。
私に目もくれず走り去る。
(終わったんかぁ?)
あんだけ焦ってたのに今の私はかなり余裕を持っていた。