G i f t ~ギフト~
仲間と・・・
彼に仕事が終わった事を告げると「実家に居るから来て」と言われ私の車は彼の実家に向かった。


途中で手土産を買ってね。


彼の家の前に着くと見慣れた車が3台止まってた。


『何?何かあった?』


夏花とタケルとヤッシーの車。


不安に駆られながら彼の家のチャイムを鳴らす。


ピンポーーン


・・・


ガチャ


「いらっしゃ~い!吹雪ちゃん」


優しく出迎えてくれたのは彼のお母さん。


『こんにちわ。車一杯だけど・・・何かあった?』


「なんかね~出し物決めるって集まってるわよ?」


出し物?


彼のお母さんの返答を聞いても内容を把握できずぼーと立ち尽くしたまんま。


「どうしたの?さぁ入って!」


彼のお母さんに促され玄関に入り靴を脱いだ。


『お邪魔します~。あ・・・これ。お母さんの好きな揚げまんじゅう買ってきたよ』


私は手に持ってた紙袋を渡した。


「気使わなくていいのに~~。ありがと」


ふんわりした笑顔を向けられ私も笑顔になる。


そのままリビングに通されると・・・


『うぁ!!何この人口密度!!キモッ!』


思わずそんな言葉が出てしまう。


夏花にマーシ、美波にヤッシー、聖香にタケル、風花に翼・・・そして彼と伸也。


「女将さんお疲れ様~~」


再び美波に女将と言われる・・・。
< 78 / 161 >

この作品をシェア

pagetop