G i f t ~ギフト~
バイトも終わり気付けば忘年会の練習の時間。


『ぬおぉ!!ここでかぁ?』


「そ。会長に言ってかしてもらった!!」


胸を張って「どうだ!」って感じに言う夏花。


夏花の近所の集会場で練習です。


『そういや、美波が遅れるって言ってたよ?』


「あ~聞いた」


自宅から持ってきたDVDプレイヤーをテレビに繋ぐ夏花。


「さて・・・取り合えず先に鑑賞してるか!」


『・・・聖香?何それ??』


聖香の腕の中にはお菓子にジュース・・・


遊びじゃないんだぞ!!


「ん?取り合えず。ね!」


ね!じゃないわい。


そんな事言っててもちゃっかりお菓子食べて・・・ジュースを頂く私(笑)


『・・・マジでこれ踊るの?しかも制服で??』


「そっ!」


食べてたポテトの塩を舐めるように指を口に銜えてる聖香。


「制服はもう手配済みだから!!悪あがきはしないでね?」


う”・・・用意周到だな。


「実は~~南高の制服用意した!!」


「無難だな。それが1番近い制服だしな」


南高とはこの辺の高校。


確かにブレザーの制服でまぁ・・・それらしいって言えばそうだけど。


『どうやって用意したん?』


闇ルートかぁ?聖香ならなんだか有り得る・・・(怖)


「後輩から貸してもらった。でも・・・3着しか無かったから。吹雪は自分の高校の制服ね?まぁ~その方が春君も喜ぶでしょ!!」
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