G i f t ~ギフト~
「言えるじゃ~~~ん!!上出来上出来!!」


夏花に頭を撫でてもらう私。


褒められてちょっと嬉しかったり。


「明日の本番でもちゃんと言いなね?今だけってのは無しだから!分かってる?」


ぎくっ!!!


読まれてる?心を読まれてますか?私。


『・・・頑張るよ』


頑張れるのか私?


いやいや・・・別に頑張らなくていいんだぞ!!


明日は君に~~でいいんだ。そして指を彼に指せば・・・


そうだよ!!そうしよ!なは。頭良い!私って(笑)


「一応罰用意しとこうかぁ?もし言わなかったらって事で!!」


・・・・・・


やっぱり悪魔だった夏花。


「ねぇねぇ!!これはどう?もし吹雪が言わなかったら・・・ムフ」


今度は聖香が悪魔か?


「皆の前で春君に濃厚なキスを吹雪からする!!!」


いやぁぁぁぁぁぁぁ~~~~。


出来るか!アホ!!


『・・・カンベンしてよぉ~』


「じゃ、言えばいいじゃん?」


ケロっと言う美波・・・。


いくら仲間だけの前とはいえ・・・恥ずかしいよな。うん。普通に恥ずかしい。




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