SunFlower―恋の花が咲くまでー
『「行ってらっしゃ~い」』
太陽君を見送り、先にお弁当を食べ始める事にした。
『いただきます』
「ねぇ、向日葵」
『ん?どうしたの?』
「ぶっちゃけ、太陽の事どう思ってるの?」
『え?どう思ってるって?』
何を急に?
「だ~か~ら!好きだったりする訳!?」
『好きって…えぇぇぇ~!!!!!』
思わず大きい声を出してしまい、周りから何事かと見られた。
恥ずかしい…。
「うるさいよ」
軽く眉間に皺を寄せてりっちゃんが言う。
『だってりっちゃんが急に変な事言うから!』
冷静に突っ込まれ、あたしは小声になりながらそう言った。