SunFlower―恋の花が咲くまでー
「…すげーな里中…。女王みてー…」
ボソッと横で一緒に見ていた太陽君が言った。
『あはは…』
あたしと同じ事思ってる…。
やっぱりそう見えるよね…。
「…龍之介はきっとMだな…」
『えっ…エ…ム!?』
太陽君サラッと言ったけど…えぇ~!?
ーーガタッ!
コーヒーを飲んでたりっちゃんが急に立ち上がった。
も、もしかして今の話し聞こえてた…!?
「さて、行くよ龍!」
「へ?何処に?」
どうやら聞こえてたんじゃないみたい。
項垂れながらもいつの間にか焼きそばパンを食べ始めていた龍君にりっちゃんが声を掛けた。