SunFlower―恋の花が咲くまでー
『はい、もしも…「ちょっとお姉ちゃん!何処居んのよ!!」』
凄い剣幕の愛理花に電話越しでも怒りの形相なのが浮かんでくる。
『ご、ごめん!今から帰るから!』
そう言ってこれ以上怒鳴られないうちに電話を切って、時間を確認。
『ゲッ!もうこんな時間!智也なんかと言い合いしてる場合じゃなかった!
楓ー!桜ー!帰るよー!』
滑り台からシーソーに乗っていた双子を呼ぶ。
「「はぁ~い!!」」
お腹が空いてたのか、珍しく素直にこっちに寄って来た。