【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「…………」


「ねー亜季、何があったの?」



お姉ちゃんはあたしの顔を覗き込んだ。





「……告白、されたの。爽真君に……」


あたしはそう言うと、下を向いた。







「……え?」


「好きだって、言われたの」


「……爽真に?」


「……うん」



あたしはうんと頷いた。




「そう……」


「でもね……あたし、どうしたらいいか分からないんだ」


「え?」


「爽真君のことをどう思ってるのか……自分でも良く分からないの」



あたしはベッドの上に座り込んでそう言った。







「……分からないって、どうして?」


お姉ちゃんはあたしの顔をジッと覗き込んでそう呟いた。



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