【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「爽真君……」


「え?」



顔を上げると、目の前には亜季が立っていた。





「……ちょっといい?」

亜季は俺を見つめてそう言った。







「……あっ、うん」


「ここじゃなんだから……屋上行こう」


「……ああ」



俺たちは屋上に向かった




「……何?」


俺はフェンスに寄り掛かり口を開いた。







「あのさ……この前の返事……しようと思って」

亜季は俺と少し距離を置いてフェンスに寄り掛かると、そう呟いた。





「……え?」


俺は亜季に視線に視線を向けた。







「返事……ちゃんとしてなかったから」


「…………」



急に、返事を聞くのが怖くなった。



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