【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「……うん。もし、本気ならね」


亜季は小さい声でそう言った。





ギュッ


気付いたら、亜季を抱き締めていた。







「……えっ?爽真君?」

「ありがとう。亜季」



俺は亜季をギュッと抱き締めて言った。





「……うん」


「俺……ほんとに亜季が好きだから」


「うん」


「絶対離さない」


「うん」


「お前は……俺が死ぬ気で守るから」


「うん」


「体張っても守るから」

「うん」


「もし、亜季が今俺を好きじゃなくても……待つから。お前が俺を好きになるまで……待つから」

「……うん」



俺はそう言うと、亜季の唇を塞いだ。







「亜季が好き」


「……うん」



俺はもう一度亜季を抱き締めた。



< 110 / 268 >

この作品をシェア

pagetop