【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「亜季……」


「でも……あたし、信じてたよ」


「え?」


「爽真君は……絶対助けに来てくれるって。信じてた」



亜季は俺をまっすぐに見つめてそう言った。





「……当たり前だろ?お前は俺が守るって約束したんだから、助けに行かない訳ないだろ」


俺はそう言って亜季から目を反らした。







こんな上から目線な言い方したけど……


内心、すげー嬉しかった




「うわあ……何、そのちょー上から目線な発言。ずいぶん余裕たっぷりじゃん。なんかムカつく」

亜季はそう言って頬を膨らませた。







―――ドキッ


そんな亜季に、ドキッとしてしまった。





うわあ、拗ねてる亜季メチャクチャ可愛いんだけど。


なに、この可愛さ。







……なんか、全然余裕なくなってきた。



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