【完結】不良彼氏の甘い誘惑
……はあ。


あの女のせいで、授業出る気失せた。





せっかく亜季のこと見てよーと思ったのに。


しばらく屋上行ってさぼってくっかな。







まあ、授業とか元々出る気ねーけど。


俺、そんな真面目ちゃんじゃないし。





亜季が居るからしばらく授業に出てただけ。


亜季が居ないと寂しいし






でも、あの女が変なこと言ったから授業出る気失せた。


何だよ。可愛いって。





「亜季」


俺はケータイをいじっている亜季に話し掛けた。






「何?」


亜季はケータイから顔から上げると、俺に視線を向けた。





「俺、授業サボるから」

「え?何で?」


「めんどいから」


「ダメだよ。ちゃんと出なきゃ」



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