【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「いただきまーす」


屋上に着いた俺たちはコンクリートに座り、弁当を食べた。





「美味しい。やっぱお母さんの作る卵焼きサイコー♪」


亜季は卵焼きを食べながら笑顔で言った。







しかし、なんでも美味そうに食うよな、亜季は。

食ってる時の亜季、めっちゃ笑顔だし。





「やっぱり、お腹空いてるとなんでも美味しく感じるね」


亜季は俺に視線を向けると、そう言ってニコッと笑った。







「……ああ。そーだな」

「でも、こうやって静かな所で食べると、なんか落ち着くね」


「……そうだな」





亜季が居るから、余計に美味く感じるけど。


やっべ、俺ってほんと亜季のこと好きなんだな。






もうベタボレかも。


ていうか、亜季は俺のことどう思ってる訳?



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