【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「……おー」


「爽真君は?」



あたしは爽真君に視線を向けた。





「……俺も好きだよ」


爽真君はあたしの頬に手を添えた。







―――ドキッ


そ、そんなジッと見られたら恥ずかしいよぉ……




「亜季?」


「……ん?」



爽真君はあたしの頬から手を離すと、髪の毛に触れた。







―――ドキッ


……まただ。





ダメだ……。


ドキドキが止まらない。






「世界中の誰よりも……亜季が好きだよ」


……この時だけ、時間が止まったような気がした




徐々に顔が赤くなるのが分かる。


うわぁ。……なんか、そんなにストレートに言われると恥ずかしい。







「……うん」


でも、嬉しいからいいや


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