【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「……やめろ!!」


「やめない!!」


「いい加減にしろよ!!お前は何がしたいんだよ?!」



爽真君は壁を思いっきり蹴りそう言った。





「……サイテーだって言いたいのよ!!お姉ちゃんのこと見捨てたくせに、良くそんなに平気な顔出来るわよね?!信じられない!!」


あたしはそう言って爽真君の制服の裾を掴んだ。






「放せよ!!触んな」


爽真君はあたしから離れた。





「アンタってほんと信じられない!!お姉ちゃんのこと見捨てたくせに、色んな女の子ホイホイ抱いて……度が過ぎてるわよ!!」


「うぜぇんだよ!!沙紀の話はすんな!!」



爽真君はあたしの胸倉を掴み、怒鳴り散らした。






「……サイッテー」


「あ?」


「アンタはサイテーよ!!そうやって都合の悪いことから逃げ出そうとするんじゃない!!」



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