【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「俺も亜季が一番好き」

「うん」


「……もう亜季しか見えない」


「あたしも、爽真君しか見えない」


「ああ。俺しか見えないようにしてやるよ」



爽真君はそう言うと、あたしの頭をクシャクシャと撫でた。





「じゃああたしも爽真君しか見ないようにする」

あたしはそう言って笑顔を向けた。







「ああ。亜季に触れていーのは俺だけだから」


爽真君はそう言って、触れるだけのキスをした。




「なっ、何でいきなりキスするのよー」


あたしは唇を尖らせた。






「んー?急にキスしたくなった」


「何それー」


「いいだろ。キスしたかったんだから」



爽真君は拗ねたように言った。





「まあ、別にいいけど」

あたしはニコリと笑って言った。



< 190 / 268 >

この作品をシェア

pagetop