【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「当たり前だろ。俺がずっと好きだった女なんだから」


「へー。女遊びが激しかったお前が、本命の彼女作るなんてなあ」



兄貴はそう言うと、ニヤリと笑った。





「……なんだよ」


「別にー。でも、マジで本命の彼女居るんだな」


兄貴はそう言って俺の隣りに座った。







「ああ」


「で、デートに着てく服が分かんねーの?」


「ああ」



マジでどうしよか悩んでるんだよ。





「んー……よし、俺が選んでやる」


「はっ?」



兄貴はそう言うと、タンスから服をあさり始めた






「お、おい兄貴ー」


「いいからいいから。俺に任せとけ」



兄貴は満面の笑みを浮かべて言った。







……俺に任せとけって、ほんとに大丈夫なのか?


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