【完結】不良彼氏の甘い誘惑

つい嬉しくなって爽真君の手をギュッと握り返したら、それ以上の力で握り返された。





「……爽真君」


「ん？」


「……カッコいいよ」



あたしはそう言うと、下を向いた。







爽真君の顔を見てたら、急に恥ずかしくなった。

……うわぁ、なんか恥ずかしい。





「……サンキュー」


爽真君の返事に、あたしは小さく呟いた。







「……でも、亜季も可愛いよ」


爽真君はそう言ってフワリと笑った。





「……ありがとう」


なんか、そんなにストレートに言われると恥ずかしい。







「ああ。今日の亜季はいつもより何倍も可愛い」

爽真君はそんなに恥ずかしいセリフを、サラリと口にした。





「えっ////」


うわぁ、恥ずかしい。