【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「……じゃあ、見るぞ」

「うん」



そして映画のチケットを買った後、館内に入った




「うわぁ。いっぱい居るねーっ」


館内はたくさんの人で賑わっていた。







「そうだなあ」


「やっぱり、みんな見たいんだね」


「……ああ」


「取り敢えず座ろっか」


呆れた顔をする爽真君に、あたしはそう言った。




「……ああ」


あたしたちは指定された席に座った。







―――――…





「……ぐすっ」


映画のラスト、かなりヤバい。







……ちょー泣ける。


感動で涙が止まらない。




「……ほら、泣くなよ」

そんなあたしに、爽真君が呆れたように呟いた。






「だってぇ……」


泣けるんだもん。



< 214 / 268 >

この作品をシェア

pagetop