【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「買って来るから、ちょっと待っててねーっ」


たくさんの荷物を持っている俺に、亜季はそう言ってそのまま店の中へ入って行った。





「……はあ」


俺は置き去りかよ。







ったく……。


自分勝手なヤツだなあ。




でも、好きだから憎めないんだよなあ。


どんな亜季でも、やっぱり好きだし。







取り敢えず、重い荷物を持ってる俺は近くのコンクリートに座った。


……はあ。疲れたあ。





つーか、どんだけ買えば気が済むんだよ。


……何で女って、あんなに買い物したがるんだよ






まあ、たくさん買いたい気持ちも分からなくはねーんだけど……


ちょっとは荷物を持つ俺の身にもなって欲しい。




てか、いくら俺だってそんなに持てねーよ。



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