【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「はい」


亜季は俺にマグカップを渡した。





「サンキュー」


俺はマグカップを受け取り、コーヒーを啜った。






「ふう……」


亜季は息を吐き、俺の目の前に座った。





「疲れたな」


「うん。もう足パンパンだよ」


「まあ、あんだけ歩けば足も痛くなるだろ」


「うん。ちょっと歩きすぎちゃったかも」



亜季はそう言うと、はあ……とため息を零した。






「なあ」


「ん?」


「たくさん買ってたけど、いくら使ったんだ?」


さっきから気になってしょうがない。





「んー……軽く5万円くらいかなあ」


「はあ?!」



5万?!……服だけで5万も使ったのか!?


有り得ねー。



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