【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「何?」


「5万って……服だけでよくそんなに使えるな」


俺には全然理解出来ねーや。





「いいの。お金いっぱいある時じゃないといっぱい買えないんだから」


「……にしても、買いすぎじゃねー?」



何で服だけでこんなに買えるのかが、不思議で堪らない。







「いいの。男の子には分からないよ。女の子の気持ち」


亜季はそう言ってコーヒーを啜った。





「……やっぱり、理解出来ねーや」


女って、ほんとめんどくせー。







「女って言うのは、洋服とかいっぱい買いたくなるもんなの」


呆れた顔をする俺に、亜季はそう言った。





「……へーっ」


まあ、俺にはどうでもいいことだけど。







「女の子はみんなそうなんだよ」


亜季は満面の笑みでそう言った。



< 226 / 268 >

この作品をシェア

pagetop