【完結】不良彼氏の甘い誘惑

side亜季

「バイバイ。気を付けて帰ってね」


「ああ。またな」


「うん」



あたしが爽真君に手を振ると、爽真君も手を振り返しそのまま家を出て行った。





「……はあ。疲れたー」

あたしはリビングに戻りソファーに座った。







「はあ……疲れたなあ」

ていうか、今さらだけどほんとに買いすぎちゃったかも。





もう、お金すっからかんだし。


財布の中身、多分5000円くらいしか入ってない。






「……ほんと、たくさん買っちゃったなあ」


どうしよう。この荷物。




これじゃあ、爽真君が呆れるのもムリないかあ。

可愛いから買ったものの、結局は買ったこと自体を忘れてて、着ないことの方が多いんだよね。







多分、今でも買ったっきり着てない服、たくさんあると思う。



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