【完結】不良彼氏の甘い誘惑
自分が惨めなのは自分が良く分かってる。





だけど……


それが出来ないんだよ。






俺には……アイツのことを忘れるなんて出来ない

だって―――





沙紀は俺がほんとに好きだったヤツだから―――

だから付き合い始めた時……沙紀だけは絶対守るって、心に決めたんだ。






俺が、本気で好きになったヤツだから―――


だけど……俺には沙紀を幸せに出来なかった。





俺は……沙紀のことを苦しめたから。


……たくさん泣かせたから。







そんな俺が……


沙紀の側に居る資格なんてなかったんだ。





俺は……沙紀に相応しくない。


だから、側には居られない。



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