【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「大体、学習能力なさすぎなのよ。アンタ」


お姉ちゃんはあたしに冷たい視線を向けた。





「そ、そんなことないよ!!ちゃんと学習してるよ!!」


「……じゃあ、これはどー説明する訳?」



お姉ちゃんがそう言って袋の山に視線を向ける。






「そ、それは……」


「全く。これじゃ学習してないのと同じじゃない」



お姉ちゃんが冷たく言い放った。





「……わ、分かってるの。分かってるんだけどぉ……」


「とにかく、言い訳はいいから早くこの袋の山を片付けなさい。お母さんが帰って来たら怒られるわよ」



お姉ちゃんがあたしの言葉を遮って言った。







「あっ、うん」


「お母さんにバレたら、お小遣いほんとにもらえなくなるわよ」



お姉ちゃんがビールの缶を開けてそう言った。




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