【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「……あっ、そうだ」


いいこと思い付いちゃった。





早速ケータイを出して沙織に電話を掛ける。


呼び出し音が鳴り響いた後、沙織の声が聞こえてきた。







「もしもし?」


「あっ、いきなりごめんね」


「ううん、平気。それより、どうしたの?」


「あのさ、いらない服いっぱいあるから、良かったら持ってかない?」


「え?いいの?」


「うん。買ったのはいいんだけど……結局着ないからさ、良かったらもらってよ。可愛いのいっぱいあるから」


「マジ?ありがと。じゃあお言葉に甘えてもらってくわ」


「OK」


「じゃあ、後で亜季ん家行くね」


「うん。好きなの持ってていいから」


「分かった。じゃあまたね」


「うん。じゃあね」



電話を切って、テーブルの上に置いた。




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