【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「ああ。今日は黒木の変わりにてめーを倒しに来たんだよ」


えっ、ちょっと何?……もしかしてケンカする気?!





「ふーん。……わりーけど、俺は別にお前らとやり合う気はねーから」


爽真君が冷静に答えた。






「爽真君……」


そんな爽真君に、ドキッとしてしまった。





「ああ?!てめーケンカ売ってんのか?!」


いきなり、金髪の男の子が声を荒げた。







?!……なっ、なに今の!!


めっちゃ怖かったよ!!




思わず、顔を伏せて唇を噛み締める。


怖くて、顔すらまともに見れない。







「おい……あんまり大声出すんじゃねーよ。亜季がビビってんだろ?」


爽真君がさっきよりも低い声でそう言った。





キュンッ


爽真君、ちょー優しい。



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