【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「あ?!なんだてめー!!」


リーダーらしき男の子が、爽真君の胸倉を思いっきり掴んだ。





「きゃあ!!」


その衝撃で、あたしは掴んでいた手が離れた。







「いったあ……」


掴んでいた手が離れたせいで、あたしはそのまましりもちをついた。





「きゃあ……ちょ、ちょっと!!なにすんのよー!!」


立ち上がろうとした時、後ろにいた黒髪の男の子に腕を掴まれた。







「お前の女もそっちに居るんだ。今から決着つけようぜ」


金髪の男の子が、ニヤリと笑ってそう言った。





「……ふざけんな。俺はお前らとやり合う気はねーって言ったろ」


爽真君が低い声でそう言った。







「チッ」


金髪の男の子が舌打ちを打って、いきなり爽真君に殴り掛かった。




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