【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「…………」


「守りたいって思えるヤツ、自分の手で見つけてみろよ」



俺はそう言うと、亜季の所へ駆け寄った。





「亜季……大丈夫か?」


亜季の顔を覗き込む。







「……うん」


亜季の体に触ってみると、体温を感じないくらい冷たかった。





「亜季?!」


いきなり亜季が俺の方に倒れてきた。







?!


やべーっ……雨のせいで体が冷えきってる。





「……っくそ。このままじゃ風邪引いちまう」


どっかに運ばないとなんねーっ。







辺りを見回してみても、あるのは道だけだった。


とりあえず、亜季を抱き抱えてすぐに家へ向かった。





ガチャッ


部屋に入り、急いでベッドに寝かせる。



< 262 / 268 >

この作品をシェア

pagetop